オレンジソフト、トライポッドワークス、トランスウエアの3社は2月17日、メール誤送信対策の普及活動を行う「メール誤送信対策プロジェクト」の始動および関連Webサイトの開設を発表した。

「メール誤送信対策プロジェクト」のサイト

メールの誤送信は、日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)が毎年公表する情報セキュリティのインシデントでインターネットに次ぐ情報流出の原因になっているが、企業での対策は後回しにされるケースが多いという。同プロジェクトでは正しいメール誤送信対策を普及するとともに、国内のメール誤送信による情報流出の削減を目標に活動しているとのことだ。

主な活動内容として、メール誤送信の危険性を啓発するWebサイトやセミナーを用いたプロモーション活動、Webやセミナーにおけるアンケート調査の公表、ガイドラインの作成を挙げている。

3社は2012年からメール誤送信対策の普及を図る活動を続けており、今回Webサイトの開設に合わせて同プロジェクトとしての活動を開始した。なお現在、参加企業は募集していないが、今後活動が進むにつれて募集する予定という。

同プロジェクトとして、ナノオプトメディアが主催する「Security Days 2015」に参加予定で、昨年のメール誤送信事故を例に、増え続けるメール誤送信への効果的な対策を解説するセミナーを開講する。