キーサイト・テクノロジーは2月17日、大規模RFIC回路デザイン用のシミュレーションソフトウェア「GoldenGate 2015」について新機能の追加と機能拡張を発表した。

最新バージョンとなる「GoldenGate 2015.01」では、パワーアンプのエンベロープトラッキング解析を実現するFast Envelope Level3のサポートや、複数の周波数ディバイダを含むハーモニックバランス解析などが実現。

複数の周波数ディバイダのハーモニックバランス解析がサポートされたことで、LTE-Advancedのキャリア・アグレゲーションでみられるレシーバーのクロストークをより正確に予測できるようになるという。

このほかでは、水晶発振器の初期過渡解析のセトリング応答時間が大幅に短縮されたほか、発振器の解析性能向上、Xパラメータのシミュレーションとデータファイルの機能強化などが実施された。