思い出すだけで胸がきゅんとする初恋……

甘酸っぱい青春の思い出「初恋」。クラスメートへの淡い恋、学校や塾の先生への秘めた恋など、読者の皆さんも初恋を経験しているはずだ。

しかし、ワタベウェディングが昨年末に発表した「青春(アオハル)ラブストーリー」意識調査(男女1,682人・首都圏中心・2014年10月31日~11月16日にWEBアンケート形式で実施)の結果によると、「初恋は実りましたか? 」の質問に「はい」と答えたのは23.3%だったという。つまり8割弱の人々は、初恋が実っていないのだ。

なぜ初恋はこんなにも成就する確率が低いのか。恋愛ライターのLISAさんによると、「恋愛経験が0の状態から始める初恋は、相手との適度な距離がわかりません。その距離感を間違えてしまったが故に、初恋が実らない場合も多いのだと思います」とのこと。

1つは、相手との距離を縮められなかったケース。「初恋を経験する年代って、ほとんどの人が思春期真っただ中だったのではないでしょうか。異性と会話をするのですら恥ずかしい時期に、自分から好意を伝えるのはかなりの勇気が必要です」。

確かに、躊躇している間に、相手が別の誰かと両思いになったり、進路が別々で離れたりするなど、不完全燃焼のまま初恋が終わったというケースも多い。

しかし、それとは逆に「相手との距離を詰めすぎて、失敗するケースも」とLISAさん。「好きすぎて、毎日のように好きだ好きだと伝えていた結果、相手が引いてしまう……というパターンですね」。

どうすれば相手が自分に興味を持ってくれるのか、何をすれば振り向いてくれるのか。それがまったくわからない初恋は、大人の恋愛のようにうまくいかない。だからこそ、初恋はどの恋愛よりも一番純粋な思い出として残るのではないだろうか。