ブロケード コミュニケーションズ システムズは2月16日、EMCがEMC Connectrixネットワークスイッチファミリー製品の1つにブロケード製品を採用し、EMC Connectrix VDX-6740Bの製品名でOEM販売すると発表した。

EMCおよび世界各国の同社のチャネルパートナー経由で既に提供開始している。ブロケードによると、EMC Connectrix向けのIPストレージスイッチは業界初であり、両社の長期にわたるOEMパートナーシップが拡大した。

新製品は高性能・低遅延のIPストレージ用スイッチであり、ハイエンド/ミッドレンジNASおよびiSCSIストレージ・プラットフォームを含む広範なEMC製品群と接続出来るという。同製品によりユーザーは、ミッションクリティカルなワークロードに対応した、新しいレベルの耐障害性、俊敏性および性能を実現するファブリックベースのIPストレージ専用ネットワークを容易に構築可能としている。

さらに、性能および効率を最適化する特許済みの負荷分散したマルチパス機能、同クラスの他社製スイッチの2倍以上のスループットを提供するディープ・オンチップ・バッファー、パスあるいはリンクの障害が発生した場合でもI/Oを停止させることなく接続を継続できるミリ秒単位でのリンク・フェイルオーバを実現するストレージ水準の耐障害性を備える。

また、EMCのE-Labプログラムを通じたEMCストレージ、クラウド、デデュプリケーション、バックアップ、およびリカバリーシステムとのエンド・トゥ・エンドの相互運用性テスト実施済みであり、PremiumとEnhancedのサポートオプションを持つ3年間のハードウェア保証を受けられる。