東京都・赤坂の東京ミッドタウン・デザインハブにて、全国のデザイナーから募集した、東北の個性あふれる商品に対する新しいパッケージデザイン案合計270点を展示する「おいしい東北パッケージデザイン展 in Tokyo」を開催する。会期は3月6日~3月29日。開館時間は11:00~19:00。入場無料。

最優秀賞 宮城「みちのく塩辛(八葉水産)」小野貴人(高速シーパック)

仙台での展示風景

同展では、東北地域の魅力をデザインの力によってより強く発信するため、東北の個性あふれる10社10商品に対する新しいパッケージデザイン案を全国のデザイナーから募集し、審査によって選ばれた受賞作品と入選作品、合計270点を一堂に展示する。

このパッケージデザインの募集企画は、東北地域には豊かな風土と歴史・文化がもたらす魅力的な地域資源と、高い技術や確かな品質を備えた商品がたくさんありながら、その魅力を効果的に伝えきれている例が少ない、という東北地域の実情を改善すべくスタートしたもの。東北経済産業局と日本グラフィックデザイナー協会が企画・運営を行っている。 そのほか、関連イベントとして、木村潤(東北経済産業局)、三輪宏子(FMS綜合研究所)、左合ひとみ(左合ひとみデザイン室)3名によるオープニングトーク「東北の現場とデザイン」が開催される。開催日時は3月6日18:00~19:30。会場はインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター(デザインハブ内)。参加費は無料だが、参加に際してはWebサイトより申し込みが必要となる(定員100名)。また、終了後(19:45~20:45)にレセプションが予定されているが、こちらに関しては参加申し込みは不要とのこと。

なお、優秀なパッケージデザインに関しては実用化・商品化を目指しているということだ。会場では、応募623点から選ばれた270作品を展示するとともに、デザイン対象商品の特性や企業の要望、受賞作品のデザインコンセプトを紹介することで、よりデザインへの理解を深め、デザインの力や役割を感じられるようになっている。同展は昨年仙台で開催し、好評を博した「おいしい東北パッケージデザイン展2014」の巡回展となる。