国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は2月9日(米国時間)、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)によるシリコンウェハ業界の分析結果をもとに、2014年の世界のシリコンウェハ出荷面積を発表した。

同発表によると、2014年に出荷されたシリコンウェハ面積は100億9800万平方インチで、2013年の90億6700万平方インチから11%増加した。これにより、過去最高だった2010年の93億7000万平方インチを上回った。一方、販売額は2013年の75億ドルから76億ドルと1%増と大きく伸びなかった。

この値は、ウェハメーカーよりエンドユーザーに出荷された、バージンテストウェハを含む鏡面ウェハ、エピウェハ、ノンポリッシュドウェハを集計したもので、SEMIでは、「半導体用シリコンウェハの年間出荷面積の水準は、これまで3年間にわたり横ばいだったが、2014年は大きな成長を遂げ過去最高に到達した。しかし、販売額については、出荷面積ほどの回復はなかった」とコメントしている。

シリコンウェハ業界の年間動向。半導体用シリコンウェハの出荷面積のみ。太陽電池用は含まれていない