アビーは10日、光造形式3Dプリンタ「SCOOVO」シリーズの新モデル「SCOOVO MA25」および「SCOOVO MA20」を発表した。同日より発売する。希望小売価格は「SCOOVO MA25」が税別2,780,000円、「SCOOVO MA20」が税別2,480,000円。

新モデルの「SCOOVO MA25」(MA25)、「SCOOVO MA20」(MA20)は、2014年9月に発売した光造形方式の「SCOOVO MA30」および「SCOOVO MA10」の追加モデルとして発売。2モデルとも樹脂槽を造形エリア外に設け、一般的なレーザー照射方式の光造形3Dプリンタに比べ少量の液体樹脂でオブジェクトが製作できる。また、MA25の最大造形サイズはMA30比で2.5倍に、MA20の積層ピッチはMA30相当の最小0.025mmを実現している。

造形は吊り下げ式

一般的なレーザー照射方式の光造形機と比べ、液体樹脂のランニングコストが優れている

SCOOVO MA25

SCOOVO MA25 ブラック

グレー

シルバー

MA25の主な仕様は、光源がLED&レーザーハイブリッド、光源寿命が約20,000時間、積層方向が吊り下げ式、積層ピッチが0.05mm、造形スピードが約5mm/時間、最大造形サイズがW140×D80×H170mm、XY解像度が0.075mm、造形マテリアルがアクリル樹脂 / ゴムライク樹脂など。

入力形式は.stl。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1。消費電力は約500W。本体サイズはW684×D554×H1,142mm、重量が約68kg。カラーはシルバー、ブラック、グレーの3色。

SCOOVO MA25で作られた造形物

SCOOVO MA20

SCOOVO MA20 ブラック

グレー

シルバー

MA20の主な仕様は、積層ピッチが0.05mm/0.025mm、造形スピードが約15mm/時間(積層ピッチ0.05mm時)、最大造形サイズがW80×D60×H90mm、XY解像度が0.1mmとなり、これ以外の主な仕様は上位のMA25と同等。

本体サイズはW684×D554×H922mm、重量が約63kg。カラーはシルバー、ブラック、グレーの3色。

SCOOVO MA20で作られた造形物