キヤノンは6日、EOSシリーズ用の交換レンズとして、11mmからの焦点距離をカバーする超広角ズームレンズ「EF11-24mm F4L USM」を発表した。2月下旬から発売し、価格は450,000円(税別)。

EF11-24mm F4L USM

世界最広角となる(キヤノン調べ)、焦点距離11mmからの超広角ズームレンズ。フォトグラファー向けのLレンズで、外径87mmの研削非球面レンズを含む4枚の非球面レンズを採用。広角レンズで発生しやすい歪曲収差を抑え、画角と高画質を両立するため研削非球面レンズや、色収差を良好に補正するスーパーUDレンズ、UDレンズを搭載する。

高い反射防止効果がある特殊コーティング「SWC(Subwavelength Structure Coating)」や「ASC(Air Sphere Coating)」を施し、水平方向の画角117度、対角線方向画角126度をカバー。人間の視界をほとんど収められるという。

「EF11-24mm F4L USM」に採用されているレンズのイメージ

オートフォーカス用には超音波モーターの「ウルトラソニックモーター(USM)」を搭載する。リアフォーカス方式を採用するのでピント合わせの際も全長が伸びず、フルタイムマニュアルフォーカスにも対応。さらに防塵・防滴構造になっており、レンズ表面にはフッ素コーティングを施している。

主な仕様は、焦点距離が11~24mm、画角が水平117度10分~74度、垂直95度~53度、対角線126度05分~84度、最小絞りがF22、レンズ構成が11群16枚、絞り羽枚数が9枚、最短撮影距離が0.28m(24mm時)、最大撮影倍率が0.16倍(24mm時)、フィルターが後部挟み込み式。本体サイズは最大径が108mm、全長が132mm、重量は約1,180g。