キヤノンは2月6日、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot」シリーズの新モデル「PowerShot N2」を発表した。発売は2月19日。価格はオープンで、推定市場価格は税別32,800円だ。

PowerShot N2

PowerShot N2は、2013年1月に発表された「PowerShot N」の後継モデル。従来モデルで上方向90度までだった背面モニターのチルト範囲が、PowerShot N2では上方向180度となった。ズームやシャッターはレンズの周囲に設けられたリングで行う。これらにより、ハイアングル・ローアングルでの撮影、自分撮りなど多様なシーンで使いやすくなった。モニターはタッチパネル方式を採用。ピントを合わせたり、撮影モードの設定を行ったり、と指先で直感的に操作可能だ。

上方向180度のチルトが可能

背面の液晶モニターを180度チルトすると、「自分撮りモード」が自動で起動する。自分撮りモードでは、明るさを5段階、美肌効果を3段階、背景ぼかしの有無を選択可能だ。さらに、ストロボやセルフタイマーなどの設定も簡単に行える。また、1ショットでオリジナル画像含む6枚の写真表現が楽しめる「クリエイティブショット」機能を引き続き備え、印象的な写真を残せるとする。

事前に登録しておいたスマートフォンと、ワンタッチでWi-Fi接続できる「ワンタッチスマホボタン」を搭載。カメラ側面のボタンを押し、スマートフォン上でアプリ「CameraWindow」を起動するだけの2ステップですぐに接続が可能だ。撮影した写真をスマートフォンへすばやく転送できるため、SNSなどでのシェアも容易に行える。

主な仕様は、撮像素子が有効約1,610万画素の1/2.3型CMOS(裏面照射型)で、レンズの焦点距離が28-224mm(35mm判換算時)、開放F値がF3.0~F5.9、画像処理エンジンが「DIGIC 6」、対応感度がISO100~ISO3200となっている。背面のモニターは約46.1万ドット・2.8型の液晶(タッチパネル)で、記録可能なメディアはmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカード。動画は1,920×1,080ドット(フルHD)/30fpsの記録に対応。Wi-FiとNFC(近距離無線通信)をサポートする。

サイズはW80.9×D32.3×H62mm、バッテリーとメモリーカードを含む重量は201gとなっている。

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