大日本印刷は、映像による新しい表現方法として利用が拡大している「プロジェクションマッピング」を、手軽に店舗で実施できる基本パッケージシステム「DNPプロジェクションマッピング(パッケージ版)」の販売を開始した。

壁面タイプ

同サービスは、プロジェクターで凹凸のある壁面や立体物などに映像を投影して視覚効果を高める「プロジェクションマッピング」に必要な機能をパッケージ化することで、様々な用途で利用できるようにしたもの。洋服などの映像をマネキンに映し出すタイプと、店内などの壁面に映像を映すタイプのパッケージが用意されている。

マネキンタイプは、マネキンに着せたTシャツとパンツの前面に映像を投射する。全身タイプと上半身タイプの2種があり、パッケージ内容は、マネキンを設置する専用のボックスと投影用プロジェクター、再生機、約2分の3D映像の制作がセットになっている。また、壁面タイプは、製品などの立体形状をしたレリーフを施したパネルなどを壁に掛け、そのパネルや壁面に映像を投射する。投射する映像サイズは80インチ以内で、パネルや投影用プロジェクター、再生機、レリーフを施した立体のパネルと、そこに投影する約2分の3D映像の制作がセットになっている。展示会などで自社製品の内部構造を画像で紹介するなど、表面上では見えないものを可視化して、従来の映像や印刷物の表現を越えた付加価値を訴求することができるということだ。

マネキンタイプ

価格は、セット機器、設置費、映像制作費込みで、1週間レンタルの場合マネキン全身タイプが220万円~、マネキン上半身タイプが175万円~、壁面タイプが130万円~。買取の場合はマネキン全身タイプが420万円~、マネキン上半身タイプが305万円~、壁面タイプが235万円~となっている。