今年のバレンタインデーは、「自分チョコ」に加えて「感謝チョコ」も

バレンタインデーのチョコレートは、「本命チョコ」と「義理チョコ」だけではない。男性が女性に贈る「逆チョコ」は"スイーツ男子"とともに6、7年前に話題となった。最近では、自分へのご褒美としてちょっと高級なチョコレートを購入する「自分チョコ(マイチョコ)」、友達にあげる「友チョコ」など、バレンタインのチョコレートは、「好きな人に渡す」だけではなく、様々な利用がされるようになってきた。

そして今年のバレンタインデー。土曜日であることから、「会社の男性に義理チョコ配らなくていいから助かった~」なんて声をよく耳にするようになり、バレンタインが近づいてきたことを知るとともに、世の女性たちは義理チョコを「面倒」と思いつつも、仕方なく(!?)配っているのだと感じる。

さて、義理チョコの負担は軽減された今年だが、今年ならではのバレンタイントレンドはどのようなものだろうか。恋愛作家の片瀬萩乃さんによると、「今年はバレンタインデーが土曜日ということもあって『自分チョコ』、そして『感謝チョコ』がトレンドになりそうです」とのこと。

「自分チョコの高級志向は年々高まっており、今では本命チョコよりも自分チョコのほうが高いと言われるほどです。土曜日がお休みの人は、お気に入りの自分チョコを楽しみながら過ごすのもいいですよね」。

さらに"土曜日バレンタイン"の特徴はあるようで、「今年の傾向として、『告白をする』というバレンタインから、『日頃の感謝の気持ちを伝える』路線にシフトしているように感じます。例えば、自分の父親に手作りバレンタインをプレゼントしたり、旦那さんに感謝の気持ちを添えてチョコをプレゼントしたり。特に今年は土曜日ということもあって、家族で過ごすことも可能。家族への感謝を伝える手段としてバレンタインを利用する女性が多いのではないでしょうか」。

以上のことを踏まえて、今年のバレンタインデーは、「自分と大切な家族への"ねぎらい"がキーワードとなるのでは」と片瀬さんは分析する。

"愛の告白"ではなくても、普段からの感謝の気持ち「いつもありがとう」が伝えることも、愛のある素敵な行為。今年は、自分へのご褒美だけではなく、日頃からお世話になっている身近な家族に「ありがとう」を送ってみてはいかがだろうか。