JR西日本は北陸新幹線開業に合わせ、自治体や鉄道・バス事業者との協力の下、北陸エリアを広域的に周遊できる2次アクセスや着地フリーパスを設定する。

北陸新幹線W7系

2次アクセスとして設定するのは、金沢駅・富山駅を起点とした観光周遊バス。五箇山や白川郷を経由して金沢駅と高山駅を結ぶ「3つ星街道バス」、五箇山や瑞龍寺を経由して富山駅と和倉温泉駅を結ぶ「富山の世界遺産と国宝めぐりバス」、越前大野や福井県恐竜博物館を経由して金沢駅・加賀温泉駅と福井駅・あわら湯のまち駅を結ぶ「恐竜博物館・奥越前めぐりバス」の3種類。いずれもおもな旅行会社で販売する。

金沢・加賀・能登エリアと福井エリアでは、自治体の協力による着地フリーパスを設定。金沢・加賀・能登エリアでは、フリー区間内のJRとIRいしかわ鉄道、周遊バス乗り放題に主要観光施設24施設の施設利用と2施設での体験をセットにした「金沢・加賀・能登ミニぐるりんパス」を発売。福井エリアでも、フリー区間内のJR・えちぜん鉄道・京福バス・勝山コミュニティバスが乗り放題になり、観光施設での割引特典などが付いた「福井フリーパス」を発売する。どちらもおもな旅行会社にて、JR利用の旅行商品とセットで販売する。

その他、北陸エリア内のJR・IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道・えちごトキめき鉄道が2日間乗り放題となる「北陸周遊乗車券」、関西から北陸までの往復特急列車とフリーエリア内のJR(北陸新幹線・特急列車含む)・IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道が3日間乗り放題になる「北陸乗り放題きっぷ」なども発売される。