やまとごころと、一般財団法人自治体国際化協会は、世界各国より来日して地方公共団体の国際交流担当部局などで国際交流活動に従事している国際交流員(CIR)に「日本で感動したこと、ビックリしたこと」についてアンケートを実施した。

感動したこと1位は「日本人のやさしさ」

同調査は、2014年12月1日~3日に東京ベイ幕張で開催された「平成26年度JETプログラム国際交流員(CIR)中間研修」の会場で行った。対象となったのは、研修に参加する国際交流員(CIR:Coordinator for International Relations)22カ国・162名。

日本に来て感動したことについて尋ねたところ、1位は「日本人のやさしさ」で、2位の倍以上の差をつけた。2位は「自然」、3位は「伝統文化」となっている。

母国に持ち帰ってビジネスにしたいものについて聞くと、最も多い回答は「グルメ」だった。お菓子やスイーツ、B級グルメ(ラーメンなど)のほか、キッチン用品や給食システム、回転寿司の仕組みといった声も寄せられた。2位は、「日本人気質・考え方」で、日本人のメンタリティーの部分を持ち帰り、ビジネスに役立てたいという意見が多かった。

母国に持ち帰ってビジネスにしたいものは?

日本でビックリしたことについては「公務員の給与削減」「女性は出産後、仕事に復活しにくい」(ブラジル人)、「職場をあまり掃除していない」(中国人)、「テクノロジーの最高の国なのに、事務所では古い仕方をしている」(ニュージーランド人)などが挙げられた。バスに時刻表がある、宅配便が時間通りに届く、といった声も寄せられている。