文部科学省は1月30日、国立の教員養成大学を2014年3月に卒業した学生の就職状況を発表した。対象は国立の教員養成系大学および教員養成課程の44校(学部)。調査時点は2014年9月30日。

国立の教員養成大学を2014年3月に卒業した学生の就職状況を発表

全体の教員就職率は69.0%

2014年3月に教員養成大学または教員養成課程の学部を卒業した学生は1万709名。そのうち教員就職者は6,465人で、正規採用は58.9%にあたる3,813名、臨時的任用は41.0%にあたる2,652名であった。保育士への就職者は1,986人、未就職者は915人という結果になった。就職率は69.0%(前年比1.1ポイント減)であった。

卒業者から進学者と保育士を除いた「教員就職率」が最も高い大学は「鳴門教育大学」で、就職率は90.6%。続いて「兵庫教育大学」(87.9%)、「金沢大学」(83.3%)、「和歌山大学」「上越教育大学」(ともに80.9%)となった。

臨時的任用を含む「教員就職者」の多い大学は、「愛知教育大学」(488名)が1位に。続いて「東京学芸大学」(434名)、「北海道教育大学」(427名)、「大阪教育大学」(367名)、「福岡教育大学」(316名)という結果となった。