マネーフォワードはこのほど、確定申告の専門家を対象に実施した確定申告に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、今年度の確定申告で注意すべき点として、85%が「消費税(5%と8%)の処理」を挙げたことがわかった。

同調査は、2015年1月12~16日にインターネット上で行われ、調査対象は会計事務所で働く会計士・税理士・職員100人から有効回答を得た。

初めて確定申告をする人がつまずきやすいポイントを聞くと、「とにかく何をすればいいのか分からない」が78%で最も多く、以下、「自分が申告すべきかどうか分からない」が48%、「領収書やレシートの保管を怠る」が47%と続いた。事前準備のアドバイスとしては、78%が「領収書やレシートを保管する」、51%が「分からないことは、税務署や近隣の税理士に相談する」を挙げた。

初心者が判断しにくい項目を尋ねると、「経費の仕訳」が53%、「資産の譲渡があった場合の申告」が48%となった。

今年度の確定申告で注意すべき点としては、85%が「消費税(5%と8%)の処理」と回答。2014年度は、年度の途中で税率の切り替えがあったため、消費税の申告には注意が必要としている。

今年度、確定申告をするにあたり最も注意すべき点を教えてください。(複数選択)

確定申告時の顧客のエピソードを聞くと、「過去3年分の確定申告を一挙に依頼(もちろんすべて期限切れです)」「都合が悪い事を教えてくれない(後日、漏れが発覚)」といったものが寄せられた。