米Intelはこのほど、データセンター向けSSDの新モデル「DC S3710」シリーズと「DC S3610」シリーズを発表した。

「DC S3710」シリーズと「DC S3610」シリーズは、どちらもSATA6Gb/sに対応したSSD。20nmプロセスで製造するMLCのNANDフラッシュメモリを採用する。

「DC S3710」シリーズ /「DC S3610」シリーズ

「DC S3710」シリーズ

「DC S3710」シリーズは、HPCやデータ解析、データベース運用、大規模仮想化といった用途に向けた製品で、前世代モデルと比べて書き込み性能が25%向上したという。フォームファクタは2.5インチのみ(7mm厚)。容量は「DC S3710」シリーズが200GB / 400GB / 800GB / 1.2TB。

シーケンシャルリードは全モデル共通で最大550MB/s、シーケンシャルライトは、200GBモデルが300MB/s、400GBモデルが470MB/s、800GBモデルが460MB/s、1.2TBモデルが520MB/s。

ランダム4K時のIOPSはリードは全モデル共通で最大85,000IOPS、ライトは、200GBモデルが43,000IOPS、400GBモデルが43,000IOPS、800GBモデルが39,000IOPS、1.2TBモデルが45,000IOPS。

消費電力はアイドル時で700W、駆動時で最大6.9W。MTBFは200万時間。

「DC S3610」シリーズ

「DC S3610」シリーズは、ミドルレンジクラスの製品で、データベースの運用や管理、仮想化、電子商取引、クラウドなどのワークロードをターゲットとする。エントリークラスのデータセンター向けSSDと比べて、2倍の書き込み性能を実現するという。

フォームファクタは2.5インチ(7mm厚)と1.8インチ(5mm厚)で、容量は2.5インチモデルが200GB / 400GB / 480GB / 800GB / 1.2TB / 1.6TB、1.8インチモデルが200GB / 400GB / 800GB。

性能は2.5インチモデルのみ公開されており、1.8インチモデルは未定となっている。シーケンシャルリードは200GB / 400GB / 480GBモデルが最大550MB/s、800GB / 1.6TBモデルが最大540MB/s、1.2TBモデルが最大500MB/s。シーケンシャルライトは200GBモデルが最大230MB/s、400GBモデルが最大400MB/s、480GBモデルが最大440MB/s、800GBモデルが最大520MB/s、1.2TB / 1.6TBモデルが最大550MB/s。

ランダム4K時のIOPSはリードは全モデル共通で最大84,000IOPS、ライトは、200GBモデルが12,000IOPS、400GBモデルが25,000IOPS、480GB / 800GB / 1.2TBモデルが28,000IOPS、1.6TBモデルが27,000IOPS。

消費電力はアイドル時で600W、駆動時で最大6.8W。MTBFは200万時間。