TwoFiveは1月27日、オープンソースのPOP3/IMAP4 サーバ「Dovecot」を開発するフィンランドのDovecot(ダブコット)社とディストリビューター契約を締結し、日本市場で初めて、ISPをはじめとする大規模システム向けに、商用版「Dovecot Pro」の販売・サポートを開始すると発表した。

また、TwoFive が販売するオブジェクトベースの分散トレージソフトウェア「Scality RING Organic Strage」(米Scality社)や、自社開発した日本語対応した管理GUI、LDAPなどを組み合わせて付加価値を付け、コンサルティングサービスも提供する。

「Dovecot」は、UNIX系OSで稼働するオープンソース版 POP3/IMAP4サーバソフト。商用版の「Dovecot Pro」は、オブジェクトストレージの利用を可能にするプラグインを提供するので、「Amazon S3」や「Microsoft Azure」などのクラウドオブジェクトストレージなども利用可能。

アカウント䛾追加画面

メールユーザー利用画面

「Dovecot」は、フロントエンドの「Dovecot Director Server」とバックエンドの「Dovecot Store Server」の 2階層で構成。Director Serverは、ハッシュ計算を基にしてユーザーごとに Store Serverをバランスよく割り当てるロードバランサーの役割も担い、メールユーザーの MUA(Mail User Agent)が直接アクセスするPOP3/IMAP4 プロキシとしても動作する。また、高速サーチ機能を2月に搭載する予定。

価格は、500メールボックス 345,000円(税別)~。