三菱マテリアルは1月26日、食品系廃棄物や下水汚泥などのバイオマスを原料としたメタン発酵によるバイオガス化実証試験を、埼玉県本庄市の小山川水循環センター内で実施すると発表した。

同実証試験では、バイオマス原料について、自治体が所有する下水処理施設をはじめとしするインフラの活用、排出事業者や収集運搬業者間の連携に関する仕組の構築、残渣のセメント工場における利用技術の確立などを目指す。環境面、経済性の評価と事業モデルの検討は、早稲田環境研究所などと連携しながら実施する。

設置する実証プラントの規模は1t/日。2015年4月より試験を開始する予定で、同社は2018年度を目標とした事業検討を進めていくとしている。

事業モデルの概要図