臭いのことを指摘するべきか、しないべきか。それが問題だ

誰かと話しているときや一緒に行動を共にしているとき、ふとその相手の臭いが気になったことはないだろうか。「ちょっと我慢できないかも…」と思っても、デリケートな問題だけに直接その人に指摘するのもやや気が引ける。

では、そんなシチュエーションに遭遇したとき、多くの人はどのような選択をしているのだろうか。マイナビニュース会員300人に「他人の臭いへの指摘」に関してアンケートを行ったので、紹介しよう。


Q.あなたはこれまで、臭いが気になった人にそのことを指摘したことがありますか。そのような経験がない方は、そのような場面に遭遇した際、指摘しようと思いますか

はい: 8.3%

いいえ: 91.7%


■指摘した、または指摘するとした回答者の意見
・「ワキガのにおいが気になったので、正直に話して対策をしてもらった」(41歳男性/情報・IT/営業職)
・「対策も一緒に教えてあげる」(33歳女性/医療・福祉/専門職)
・「奥さんとの間で、においが気になったらお互い指摘する約束になっているので、奥さんの口臭が気になったときには指摘しました」(50歳以上男性/電機/技術職)
・「彼氏がしゃべる度に臭いと言う」(33歳女性/アパレル・繊維/クリエイティブ職)
・「病気が原因かもしれないと思ったから」(40歳女性/不動産/事務系専門職)
・「まだ指摘したことはないけれど、旦那の体臭が気になったとしたら指摘すると思う」(26歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「母親に、一緒に食事をして加齢臭が気になったので、うなじとかしっかり洗った方がいいよとアドバイス」(25歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)


■指摘したことがない、または指摘するつもりがないとした回答者の意見
・「指摘して、嫌われたくないので」(23歳女性/その他/事務系専門職)
・「相手に対して失礼だし、その場を切り抜ければ問題ないから」(31歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「言ったところで改善する見込みがなかったから」(21歳男性/警備・メンテナンス/技術職)
・「その人がどうにかしてどうにかなるものだったら指摘するかもしれない」(27歳女性/学校・教育関連/クリエイティブ職)
・「どうやって指摘すればいいかわからないから」(20歳女性/情報・IT/技術職)
・「トラブルになるから」(29歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/経営・コンサルタント系)
・「他人だと、言うより自分が離れた方が早いから」(32歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)


■総評

他人に臭いのことを指摘したことがある、もしくは指摘する人は全体の1割未満の8.3%にとどまった。指摘したことがある相手も配偶者や親、きょうだいなどの身内が大半だった。本当の意味での"他人"に正直に話したことがあるとの回答は「友人だったので『おまえくせ~!!』と指摘」(50歳以上男性/情報・IT/クリエイティブ職)など、ごくごく一部だった。

一方で指摘したことがない、または指摘するつもりがないと回答した人の理由として目だったのが、「相手を傷つけてしまいそうなので」というもの。そのほか、「デリケートな問題なので」「言いにくい」「相手に失礼なので」などの趣旨の意見が大半を占めた。やはり指摘した後の気まずさや人間関係を考慮し、指摘を自重している人が多いようだ。

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調査時期: 2015年1月15日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性109名 女性191名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート