観光庁は22日、2014年11月の主要旅行業者の旅行取扱状況(速報)を発表した。それによると、11月の総取扱額は前年同月比1.0%増の5,587億7,856万円となり、3カ月連続で前年を上回った。

総取扱額(出典:観光庁Webサイト)

内訳は、外国人旅行が前年同月比32.5%増の113億9,544万円。ビザ緩和の影響で東南アジアからの旅行者が増加した。国内旅行は同2.1%増の3,769億1,319万円。一方、海外旅行は感染症や円安の影響により、旅行者の消費マインドが冷え込み、同3.1%減の1,704億6,992万円となった。

旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の取扱状況を見ると、合計取扱額は前年同月比0.2%増の1,412億8,059万円。内訳は、国内旅行が同1.5%増の882億9,088万円、海外旅行が同2.1%減の525億2,096万円、外国人旅行が同32.5%増の4億6,875万円となった。

会社別の取扱額を見た場合、トップはジェイティービーで前年同月比3.7%増の632億4,388万円。以下、日本旅行が同1.1%減の382億6,135万円、楽天が同7.1%増の332億4,281万円、エイチ・アイ・エスが同7.4%増の304億1,178万円と続いた。