Keysight Technologiesの日本法人であるキーサイト・テクノロジーは1月21日、周波数レンジが20Hz~3.6GHzのMXE EMIレシーバ「N9038A」を発表した。

EMC(Electro Magnetic Compatibility:電磁環境適合性)コンプライアンステストには、EMI(Electro Magnetic Interference:エミッション/電磁障害)とEMS(Electro Magnetic Susceptibility:イミュニティ/電磁感受性)があり、すべての電気・電子機器に必須のテストで、世界中のさまざまな機関によって規制されている。3.6GHzレンジでの適用例には、車/車載用、産業用、科学用、医療用、民生用、IoT(Internet of Things)などの製品が挙げられる。

同製品は、EMIテスト専用にデザインされ、国際規格のCISPR 16-1-1、および米国の軍用規格であるMIL-STD-461に適合している。今回のリリースにより、MXEの周波数レンジオプションとして、20Hz~3.6、8.4、26.5、44GHzの4つから周波数を選択できるという。

また、MXEのプラットフォームはアップグレードが可能なため、測定器を最新の状態に保つことができる。さらに、CPU、メモリ、ディスクドライブ、I/Oポートの機能拡張も可能な他、機能や測定アプリケーションはライセンスキーのアップグレードで簡単に追加できる。

なお、販売予定価格は699万9174円(税抜き)から。すでに販売を開始している。

周波数レンジが20Hz~3.6GHzのMXE EMIレシーバ「N9038A MXE」