バーガーのメニューラインアップは、各チェーンによってさまざま。そこで、バーガーのカロリーランキングを、3つのチェーン店で横断的に行ってみたら……

空腹時の私たちのおなかをしっかりと満たしてくれるバーガー。子どもから大人まで大好きなメニューは、今や全国のファストフード店で手軽に食べられるようになった。

ただ、そのボリュームと比例してカロリーも相当なものになる。特に近年は、各バーガーチェーンがさまざまな趣向をこらしてメニューも多様化しているため、中にはびっくりするようなカロリーのバーガーも出てきているかもしれない。

そこで「マクドナルド」「モスバーガー」「バーガーキング」の3つのバーガーチェーン店のメニューで、横断的な"カロリー勝負対決"を実施。3店舗のバーガー(単品)を対象にして、カロリーが多いメニューのトップ5を調べたので紹介しよう。

なお、各バーガーのメニューは各チェーン店の栄養成分情報を参考にしており、メニューは2015年1月21日時点で各チェーンで紹介されているものを対象としている。


1位: 「ダブルワッパーチーズ」(985kcal: バーガーキング)

2位: 「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」(828kcal: マクドナルド)

3位: 「ワッパーチーズベーコン」(771kcal: バーガーキング )

4位: 「フレッシュアボカドワッパー」(756kcal: バーガーキング)

5位: 「ダブルてりやきマックバーガー」(753kcal: マクドナルド)

1位に輝いたのは、大きなパティ2枚とチーズが今にもはみ出しそうな「ダブルワッパーチーズ」(バーガーキング)だ。そのカロリーは4ケタ目前の985kcal。サイドメニューの「BKフレンチフライ M」(401kcal)をプラスしたら、それだけで身体活動レベルが普通の18~29歳の男性の一日の推定エネルギー必要量(2,650kcal)の半分を上回る計算になる(日本人の食事摂取基準<2015年版>の概要より)。このほかにバーガーキングからは2品がトップ5入りし、合計3品がランクインした。

2位となったのは、通常のビーフパティの約2.5倍のパティを2枚使用した「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」(マクドナルド)。2枚のチーズとオニオンなどもはさまれており、まさにボリューム満点だ。同じくマクドナルドからは「ダブルてりやきマックバーガー」が5位に入った。

そして、モスバーガーからは1品もランクインせず。同チェーンで最もハイカロリーな「スパイシーWモスチーズバーガー」でも590kcalにとどまることから、同チェーンのヘルシー路線がうかがえる。

五訂増補日本食品標準成分表によると、即席中華めん(油揚げ味付け)の可食部100gあたりのカロリーは445kcalとなっている。市販のカップラーメンは可食部が100g以下のものが多い。そのため、「ダブルワッパーチーズ」は、カップラーメン約2個半分、2位以下のメニューでもカップラーメン2個分に相当するカロリーといってもよさそうだ。

おいしくおなかを満たしてくれるバーガーだが、毎日のように食べれば肥満や生活習慣病を招く恐れがある。適度な頻度で食べたり、自分への"ご褒美"をあげたいときにガッツリ食べたりするのが、バーガーとの賢い付き合い方と言えそうだ。

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