NVIDIA awakened the world to the power of computer graphic.

NVIDIAは1月19日(米国時間)、「Why 64-bit Hypervisor Support Is a Big Deal|NVIDIA Blog」において、64ビット版のハイパーバイザの重要性を指摘した。これは、Citrixが先日XenServer 6.5を公開したことを受けての声明。XenServer 6.5は64ビット版のdom0を提供するバージョンとされており、従来の32ビット版に存在していたさまざまな制約が解消されている。

32ビット版のdom0においてGPUなどの周辺機器を利用する場合、それらのアドレスを32ビットで表現できる4GBに収める必要がある。さらに、ハイパーバイザーとして動作するためのメモリ領域が必要になるため、周辺機器を利用するために使用できるアドレス空間はもっと少ない。

このため、32ビット版のdom0で利用できるGRIDボードの上限は8枚に制限されていた。64ビット版のdom0では実質的にこうしたメモリ空間の制限が解消するため、より多くのGRIDボードが使用できるようになる。NVIDIAは自社製品の活用シーンを増やすという点において、64ビット版ハイパーバイザーの登場がきわめて重要だとしていると思われる。