JR東日本水戸支社は駅舎改築工事を進めていた常磐線内郷駅に関して、2月21日から新駅舎の一部供用を開始すると発表した。

内郷駅完成イメージ

内郷駅の新駅舎は木造平家建てで、延床面積68.7平方メートル、待合スペース23.4平方メートル。3月下旬に予定している既存駅舎取壊し完了後に全体供用を開始する見通し。

新駅舎は、「遺構こみち ~地域の歴史と遺構を想う駅~」をコンセプトに設計された。内郷地区には選炭場や貯炭場といった常磐炭鉱の産業遺構が多く残ることから、それらの産業遺構を連想させる石造りに似せた壁を広場側に配置し、壁と駅舎の間に「こみち」のような空間を整備。「こみち」を通して、訪れる人が地域の歴史と遺構に思いを巡らせるような駅舎をめざすという。