シャープは1月20日、IoT(Internet of Things)時代の進展を受け、法人向けWi-Fiネットワークソリューション事業に参入すると発表した。同社が携帯端末事業で培った通信技術を活かし、幅広いエリアで安定した高速接続が可能なWi-Fiアクセスポイント(中継端末機)を新たに開発、2015年度上期より販売を開始するという。

Wi-Fi無線通信サービスに高い需要が見込まれる屋外公共スペースや商業施設、リゾートホテル・教育施設・病院・レストラン街の共有スペースのほか、地域の防犯・防災ネットワークの環境整備への活用など、用途に合わせソリューションを提供していくという。

Wi-Fiアクセスポイントは、増設のためのLAN配線工事が不要でWi-Fiアクセスポイント間を無線で連携させる「無線バックホール方式」を採用。少ない工事費でWi-Fiアクセスポイントを増設し通信サービスの提供エリアを拡大できるとしている。

開発中のアクセスポイント

また、同社はWi-Fiアクセスポイントの販売に加え、その他ネットワーク接続が可能な情報機器と連携したソリューション提案やメンテナンス、設置工事の提供も推進していくという。