パナソニックは、OSにAndroidを搭載し、LTE通信機能を備えるコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-CM1」を、3月12日より2,000台限定で発売する。価格はオープンで、市場推定価格は税別120,000円前後。

「LUMIX DMC-CM1」クリックで拡大

「LUMIX DMC-CM1」は、OSにAndroid 4.4を搭載し、SIMロックフリーのLTE通信機能を備えたコンパクトデジタルカメラ。2014年9月に発表され、欧州で先行発売されていたが、国内でも2,000台限定で発売されることになる。

機能面では、ハイエンドコンパクトカメラなどに搭載される、1.0型の大型高感度MOSセンサー(有効画素数2,010万画素)を搭載。また、受光面が大きいことで、高感度と幅広いダイナミックレンジを搭載し、高感度撮影時でもノイズを抑えた撮影が可能。加えて、大型センサーの浅い被写界深度によりボケ味を活かした撮影にも対応するなど、一眼なみの幅広い表現力を有している。

レンズは、ライカの品質基準を満たした、35mm判換算時で広角28mmの「F2.8 LEICA DC ELMARIT(エルマリート)」レンズを搭載。歪みを抑え、ゴーストやフレアを効果的に低減する。絞りやシャッタースピード、クリエイティブコントロール等のマニュアル設定が可能なコントロールリングも装備する。

撮影した写真の表示や編集は、プリインストールアプリによって可能で、自動でオンライン保存する、SNSにアップするなど共有も簡単に行える。Google Playにも対応しており、アプリを自由にダウンロード可能。

そのほか、専用アプリとしてシャッターを押した瞬間の前後それぞれ1.5秒間を1秒15コマの連写で記録し、45枚の写真から好きな1枚を選べる「4Kプリ連写」をプリインストールしている。カメラとAndroid機能への切替えは、本体天面の切替えスイッチによって行える。

「LUMIX DMC-CM1」の主な仕様は次の通り。OSはAndroid 4.4。プロセッサは、Snapdragon801(クアッドコア、2.3GHz)。内蔵メモリは2GB、ストレージは16GB。外部ストレージはmicroSDXC。ディスプレイは、4.7インチTFT液晶ディスプレイ。サイズ/重量は、高さ約135.4mm×幅約68.0mm×厚さ約21.1mm(ボディ部約15.2mm)/約204g。最大連続待受時間は、4G/3G接続時で約630時間、2G接続時で約560時間。最大連続通話時間は、3G接続時で約12時間。SIMカードの規格はmicroSIM。有効画素数92万画素のインカメラも内蔵する。

通信面では、4G(LTE)、3G(WCDMA)、2G(GSM)をサポート。そのほかIEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)に準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.0、NFC、GPSに対応する。

(記事提供: AndroWire編集部)