パナソニックは1月20日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズのレンズ交換式モデル「DMC-GF7」を発表した。パッケージは、標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」と望遠ズームレンズ「LUMIX G VARIO 35-100mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」の2本が付属する「DMC-GF7W」のみが用意される。発売は2月13日で、価格はオープン。推定市場価格は83,500円前後(税別)。

「ルミックス DMC-GF7」。本体カラーはブラウン、ピンク、、ブラック(写真は標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」装着時)

レフレックスミラーを省略したミラーレス一眼タイプの「LUMIX」シリーズの新モデル。従来モデル「DMC-GF6」より体積比で本体が約20%小さくなり、望遠ズームレンズ装着時でも401gという軽量さを実現した。背面のモニターはDMC-GF6と同様に、上方向に180度のチルトが可能なチルト式のタッチパネル液晶を採用する。

モニターは上180度のチルトが可能

モニターをチルトさせることで"自分撮り"を行いやすいうえ、シャッターボタンを押さずに撮影できる「自分撮りシャッター」を新たに搭載。「フェイスシャッター」「フレンドリーシャッター」の2機能を利用できる。フェイスシャッターは、カメラが検出した顔を手などでいったん隠してから、再び顔が現れると自動でシャッターが動作を開始するというもの。一方のフレンドリーシャッターは、検出した2つの顔が一定距離以内に近づくとシャッターが切られるというものだ。

また、モニターのチルト時は「Fn1/Wi-Fi」ボタンがシャッターボタンとして機能。カメラを自分に向けて撮影する際でも、右手でシャッター操作を行えるようになっている。ほかに自分撮り向けの機能としては、「ビューティー機能」も搭載。人物の肌をなめらかに写す「美肌モード」、背景をぼかしやすくする「背景ぼかし」、細身に撮れる「スリムモード」を利用できる。

DMC-GF6に引き続き、Wi-Fi(無線LAN)接続機能やNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)機能を搭載。本機で撮影した写真や動画をスマートフォンやタブレット端末へワイヤレスで転送できるほか、本機をリモート操作して撮影を行うことも可能となっている。なお、NFC機能の搭載は、ミラーレス一眼タイプの「LUMIX」では初めてとなる。

主な仕様は、撮像素子が有効1,600万画素の4/3型Live MOSセンサーで、対応感度がISO200~ISO25800(拡張設定でISO100に対応)、シャッター速度が1/16,000~60秒(静止画)。マウントはマイクロフォーサーズマウントで、背面のモニターは約104万ドット・3型の液晶方式(タッチパネル)、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-Iカード対応)、動画撮影時の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60p。

バッテリーは専用充電池で、CIPA準拠の撮影枚数は約230枚となっている(付属レンズ装着時)。本体サイズはW106.5×D33.3×H64.6mm(突起部を除く)、重量は本体のみで約236g、バッテリーとメモリーカード、付属の12-32mmレンズを装着した状態で約336g、バッテリーとメモリーカード、付属の35-100mmレンズを装着した状態で401gだ。

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