NECディスプレイソリューションズは19日、レーザー光源を採用したDLPプロジェクタ「NP-PX602UL-WHJD」と「NP-PX602WL-WHJD」を発表した。2月下旬の発売を予定する。価格はオープン。

「NP-PX602UL-WHJD」 / 「NP-PX602WL-WHJD」

NP-PX602UL-WHJD

「NP-PX602UL-WHJD」は、解像度が1,920×1,200ドットで、明るさが6,000ルーメンのDLPプロジェクタ。4,096x2,160ドット(24/30Hz)入力に対応した独自開発の新規ASICを搭載し、独自の解像度変換技術「アドバンスド・アキュブレンド」と「3rd SweetVision」により、映像の境界部分のコントラスト感を高め、メリハリのある映像を出力する。

光源寿命約20,000時間のレーザー光源を採用。光源寿命が長くメンテナンスフリーなことから、コストを低く抑えられる。また光源パワーを調整することで輝度を20%~100%の範囲で設定できるほか、「輝度一定モード」では本体の内部センサーで輝度を検出し、設定しておいた輝度を長期に渡って維持できる。

上下360度に設置できる「チルトフリー」に対応し、投写画面を90度傾けた「ポートレート」投写も可能。本体を動かすことなく上下左右の投写位置を調整できる「レンズシフト機構」を採用している。そのほかにも、台形歪み補正(水平 / 垂直ともに最大±40度まで) / 幾何学歪み補正などにも対応する。

DisplayPortとHDBaseT端子から入力された映像信号のHDMI出力が可能で、複数台をHDMIケーブルを使ってデジタルデイジーチェーン接続することで、4K映像を投写できる。また、Xpand製3D対応のアクティブシャッター方式の3Dメガネと3Dエミッタを使用することで、3D映像の視聴も可能。

主な仕様は、投写方式が単板DLP方式、最大表示解像度が1,920×1,200ドット、明るさが6,000ルーメン、コントラスト比が10,000:1(ダイナミックコントラスト:オン時)、液晶パネルサイズが0.67型、光源がレーザーダイオード、画面サイズが50~300型。

映像入力インタフェースはHDMI×1、D-sub×1、DisplayPort×1、HDBaseT×1、BNC×5(ビデオ共用)。映像出力インタフェースはHDMI×1。有線LANポート×1、USB Aポート×1を搭載し、本体サイズはW484×D575×H217mm、重量は約18.5kg。

NP-PX602WL-WHJD

「NP-PX602WL-WHJD」は、液晶パネルサイズが0.65型の1,280×800ドットモデル。「アドバンスド・アキュブレンド」により、アナログ入力時の最大表示解像度1,920×1,200ドットに対応する。そのほかの仕様は「NP-PX602UL-WHJD」とほぼ共通。