楽天カードはこのたび、台北市に台灣樂天信用卡股份有限公司を設立し、13日から台灣樂天信用卡股份有限公司がクレジットカード「台湾楽天カード」の申し込みおよび発行を開始したと発表した。自社クレジットカードとして海外で楽天カードが発行されたのは、台湾が初めてだという。

このたび日本で成功した楽天のロイヤリティ・プログラムである「楽天スーパーポイント」が貯まるクレジットカードのビジネスモデルを台湾でも展開するため、台灣樂天信用卡股份有限公司は、2014年6月に台湾金融監督管理委員会から台湾でクレジットカードが発行できるライセンスを取得した。

「台湾楽天カード」は、年会費無料のクレジットカードで、普段のショッピングや飲食店など楽天以外の場所やサービスで使っても決済金額の1%のポイントが貯まるだけでなく、台湾のショッピングモール「楽天市場」で利用すると、通常の1%に加えて、さらに1%のポイントが付与されるため、合計2%の楽天スーパーポイントが貯まるという。

「台湾楽天カード」で決済すれば、どこで利用しても楽天スーパーポイントが付与される。また、貯まったポイントは、台湾の「楽天市場」での買い物で1ポイントを1元相当として使うことができるため、ユーザーに楽天スーパーポイントを軸とした利便性の高いサービスを提供することが可能になったとしている。

「台湾楽天カード」発行を記念して、台湾楽天カードを初めて利用したユーザーには、もれなく300ポイントが還元されるキャンペーンを13日より開始した。また、台湾から日本へ旅行するユーザーを対象に、台湾の「楽天トラベル」に参画している日本の施設(対象施設約8,000店舗13日時点)について「楽天トラベル」を通じて宿泊予約をし、「台湾楽天カード」で支払うと、5%の楽天スーパーポイントが還元されるキャンペーンや、居酒屋「白木屋」や「魚民」などの外食事業を展開している株式会社モンテローザの約1,800店舗で「台湾楽天カード」を利用すると、決済金額のうち料理金額分から20%割引が適用されるキャンペーンを提供するという。さらに、2月からはビックカメラで台湾楽天カードを利用すると、免税8%に加え6%の割引特典が受けられるキャンペーンも提供する予定だという。

台湾では、成人1人につき約3.2枚のクレジットカードを保有していると言われている。台灣樂天信用卡股份有限公司は、「台湾楽天カード」を多くの台湾のユーザーに利用してもらえるように、満足度の高いサービスや施策を今後も提供していくとしている。