5カ月連続で「経常黒字」、"知的財産権等使用料"の受取額が過去最大

 

財務省は13日、2014年11月の国際収支状況(速報)を発表した。それによると、海外とのモノやサービスの取引状況などを示す経常収支は4,330億円の黒字となった。黒字は5カ月連続。前年同月は5,969億円の赤字だった。

貿易・サービス収支は7,431億円の赤字で、赤字幅は前年同月比で6,097億円縮小した。赤字は32カ月連続。

経常収支(出典:財務省Webサイト)

貿易収支は6,368億円の赤字で、赤字幅は前年同月比で4,679億円縮小した。赤字は17カ月連続。半導体等電子部品や科学光学機器を中心に輸出が増え、液化天然ガスや通信機を中心とした輸入の増加幅を上回ったため、赤字幅が縮小した。

輸出額は前年同月比6,170億円(10.8%)増の6兆3,221億円と、21カ月連続の増加。輸入額は同1,491億円(2.2%)増の6兆9,590億円と、6カ月連続で増加した。

また、同省関税局がまとめた2014年11月分貿易統計(通関ベース)によると、輸出額は前年同月比2,897億円(4.9%)増の6兆1,885億円となった。商品別では、半導体等電子部品が同427億円(14.7%)増、科学光学機器が同245億円(12.6%)増、金属加工機械が同162億円(17.6%)増など。主要地域別では、対アジアNIEsが同1,071億円(8.3%)増、対米国が同773億円(6.8%)増などとなった。

輸入額は前年同月比1,178億円(1.6%)減の7兆821億円。商品別では、液化天然ガスが同703億円(12.2%)増、通信機が同623億円(19.2%)増、原粗油が同2,683億円(21.6%)減などとなった。主要地域別では、対中国が同663億円(3.9%)増、対中東が同2,497億円(18.1%)減などとなった。

サービス収支は1,063億円の赤字で、赤字幅は前年同月比で1,418億円縮小した。「知的財産権等使用料」の収支が黒字幅を拡大し、11月として過去最大(受取は単月でも過去最大)となったほか、「旅行収支」が2カ月連続の黒字となったことなどにより、赤字幅が縮小した。

第1次所得収支は1兆2,760億円の黒字。黒字幅は前年同月比で3,924億円(44.4%)拡大し、11月として過去最大となった。直接投資に係る再投資収益の受取増加等により直接投資収益が増加したことに加え、証券投資に係る債券利子の受取増加等により証券投資収益も増加したため、黒字幅は拡大した。

第2次所得収支は998億円の赤字で、赤字幅は前年同月比で277億円縮小した。

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