SBI証券は7日、LINEが提供する日本国内で約5400万人が利用するスマートフォンアプリ"LINE"を活用し、"株式発注"サービスの提供を開始したと発表した。

同社は2014年8月19日にLINE公式アカウント、同9月30日に株価照会サービスの提供を開始し、約4ヶ月で7万人を上回る顧客に利用されているという。このたびリリースしたLINEビジネスコネクト(LINE公式アカウントの各種機能を企業向けにAPIで提供し、各企業がカスタマイズして活用できるサービス)による株式発注により、さらに多くの顧客に利用してもらえるとしている。

LINEからの株式発注イメージ

同社LINE公式アカウント上で

(1)"発注"と入力

(2)銘柄コード、注文株数、預り区分をトークに沿って入力

同社が管理する画面に遷移し

(3)注文内容を確認

(4)取引パスワードを入力の上、発注

LINEにおける株式発注は、新規買・成行注文のみと注文ルールを制限しているという。株式発注の利用には、同社LINE公式アカウントを友だち追加の上、コネクト(友だち追加した同社LINE公式アカウントと顧客の同社総合口座保有情報を紐付けること。コネクトによりリアルタイム株価照会・株式発注を利用できる)手続きを必要がある。注文確認画面は、同社が管理する画面上で行う。入力内容や取引パスワードは、同社サーバ上で管理するとしている。

同社は、現在2014年1月よりスタートした少額投資非課税制度"NISA"の活用促進などにより、若年層の金融リテラシーの向上・資産形成を促すべく施策を実施しているという。このたびの若年層に身近な"LINE"を活用したサービスの拡充はその取り組みの一環となる。

同社は引き続き、「業界屈指の格安手数料で業界最高水準のサービス」を提供するべく、今後もさらなる改善を実施し、より良い投資環境の提供に努めていくとしている。