freeeは8日、2015年(2014年度)に確定申告をする予定の人を対象にした確定申告に関する調査結果を発表した。それによると、2014年度より実施される白色申告者の記帳義務化について、知っている白色申告予定者は54%にとどまった。

同調査は、2014年12月16~19日にインターネット上で行われ、20代~60代の事業所得または不動産所得がある個人400人から有効回答を得た。

2015年2~3月に提出される2014年度の確定申告より、すべての白色申告者の記帳が義務化された。そこで、対象となる白色申告者に記帳義務化について知っているかと尋ねたところ、知っていたのは約半数の54%にとどまった。

また記帳義務化に伴い、白色申告は税制優遇のある青色申告と同等の手間がかかることとなるが、2014年度の申告から、青色申告に移行した白色申告者はわずか3%だった。

確定申告の時期はどのような気分になるかと聞くと、「鬱・憂鬱」が23%で最も多く、次は「面倒・面倒くさい」で20%。このほか、「ブルー」「重い」「慌ただしい」「億劫」など、全体的に暗い・嫌な気分になる人が多いことが明らかになった。

確定申告の時期の気分は「鬱・憂鬱」がトップ

確定申告や経理業務で1番大変なことは、1位「日々の記帳」、2位「確定申告に関する知識の取得」。回答者からは「パソコンのデータが消えて全部やりなおし」「とにかく初年度の確定申告がさっぱりわからず大変だった」といったエピソードが寄せられた。