CerevoとInterphenomは7日、遠隔地の音声を分析して通知するクラウド型リスニングデバイス「Listnr」を開発したと発表した。本日7日より、クラウドファウンディングサイトの「kickstarter」を通じて、製品化に向けた支援を募る。Cerevoは米国ラスベガスで開催中の国際家電見本市「2015 International CES」で同製品の展示も行っている。

Listnr

同製品は、インターネット接続機能とマイクを搭載した小型のデバイス。録音した音声はサーバーへ自動アップロードされ、サーバー側の音声認識エンジンで音声を解析、特定の音声を認識した場合に、本体のLEDが光って通知したり、スマートフォンアプリへ通知を送信したり、スマート家電の操作が行えたりする。

LEDで通知可能

具体的には、乳児の声を分析し、スマホアプリ上で乳児の感情を通知することが可能。「泣く」「笑う」「叫ぶ」「喃語」の4パターンの感情を認識できるという。また、スマートフォンからコントロール可能な照明システム「Philips hue」を指を鳴らしてフィンガースナップ音で操作することもできる。

乳児の声を分析して通知

「Philips hue」を操作可能

主な仕様は以下のとおり。Wi-FiはIEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)、対応OSはiOS 8以降、サイズ/重量は(H)68×(W)112×(D)68mm/100g前後。専用ACアダプタもしくはUSB充電が可能。

なお、kickstarterでの目標額は50,000ドルで75,000に達した場合、Android 4.4以降に対応するアプリ開発にも着手する。