Intelは1月5日(現地時間)、第5世代Intel Coreプロセッサ・ファミリーを発表した。同社の14nmプロセス技術の採用により、前世代と比較して、トランジスタ数を35%増加させたと同時に、ダイの大きさを37%縮小することに成功。また、アーキテクチャの強化だけでなく、グラフィックス性能を最大24%向上し、動画変換の最大50%高速化も実現した。さらに、電源管理や設計面での強化によりバッテリ-駆動時間を最大1.5時間延長した。

同ファミリーは、IntelのHDグラフィックスを搭載したTDP(熱設計電力)15Wプロセッサの10モデルと、Intel Iris グラフィックスを搭載したTDP 28Wプロセッサの4モデルの合計14モデルで提供される。Intelワイヤレス・ディスプレイ5.1を含む 4K Ultra ディスプレイに対応したほか、Intel RealSense 3D テクノロジーと組み合わせて、パスワードを使わずに音声認識機能を用いてログインしたり、ジェスチャーによる操作などが可能となる。

同社は「第5世代Intel Core プロセッサ・ファミリーは、ノートブックPC、2 in 1、Ultrabook、Chromebook、オールインワン・デスクトップPCやミニPCなどの、様々なクライアント・フォームファクターや市場の拡大が進むIoT分野などへ、次世代のコンピューティング・デバイスの設計に向けた広範な選択肢を提供します。これにより、同ファミリーに採用される14nmのBroadwellマイクロアーキテクチャは、Intelのモバイル分野において、最も速く、アーキテクチャーの移行が進むと期待されています」とコメント。同ファミリーを搭載したシステムは、様々なメーカーから1月より発表される予定となっている。

第5世代Intel Core プロセッサ・ファミリー製品情報