ワコムは6日、Windows 8.1を搭載した13.3型モバイル液晶ペンタブレット「Cintiq Companion 2」を発表した。価格は未定。

Windows 8.1搭載・13.3型モバイル液晶ペンタブレット「Cintiq Companion 2」

「Cintiq Companion 2」は、一昨年に登場したOS搭載液晶ペンタブレッド「Cintiq Companion」の後継モデル。Windows 8.1またはWindows 8.1 Proを搭載し、CPU、GPU、ストレージ、メモリの違いにより「Value」(Windows 8.1/64GB SSD)、「Standard」(Windows 8.1/128GB SSD)、「Premium」(Windows 8.1 Pro/256GB SSD)の3モデルがラインナップされ、2月より販売開始予定となっている。さらに今後、最上位モデル「Enhanced」(Windows 8.1 Pro/512GB SSD)および企業向けモデル「Enterprise」が追加される予定とのこと。

また、新機種の大きな変更点として、従来機種のWindows 8搭載モデルでは非対応となっていた「デスクトップモード」に対応したことが挙げられる。これにより、外出先ではスケッチなどを描きとめるための高性能Windows8.1搭載タブレットとして利用し、自宅やスタジオでは手持ちのPCやMacに接続して13型液晶ペンタブレットとして使うことが可能となった(対応OS:Windows 7以降/Mac OS X 10.8以降)。

このほか、液晶パネルの最大表示解像度がWQHD(2,560×1,440ドット)に拡張されたのに加え(従来機種はフルHDの1920×1080ドット)、インタフェース面においても、USBポートが2基から3基に増加、Micro SDカードスロットに加え「SDカードスロット」を増設、盗難防止に役立つ「セキュリティスロット」が新たに追加されるなどの改良がなされている。

USBポートが1基増えて3基に。「SDカードスロット」や「セキュリティスロット」が新たに追加

また、2月発売予定の3モデルともに、CPUは第4世代インテルCoreプロセッサー(Haswell)を搭載しており、「Value」がCore i3-4005U/1.7GHz、「Standard」がCore i5-4258U/2.9GHz、「Premium」がCore i7-4558U/3.2GHz。グラフィック・アクセラレータは「Value」がインテル HD graphics 4400、「Standard」と「Premium」はインテル IRIS graphics 5100。メインメモリ(RAM)は「Value」が4GB、「Standard」と「Premium」が8GB。

なお、3機種共通の仕様として、外寸が幅374.1mm×奥行247.7mm×高さ17.0mm(グリップパッドを含む)、重さ約1.7kg。13.3型液晶パネルの表示サイズは293.76mm×165.24 mm(アスペクト比:16対9)、最大表示色/色域は1677万色(256階調)。視野角は水平・垂直ともに170度。さらに"タブレット端末"ならではの機能として、タッチ機能(静電結合方式)、カメラ機能(フロント:2Mピクセル、バック:8Mピクセル)、オーディオ機能(マイクロフォン×2、スピーカー×2)、音声出力(ヘッドフォン端子×1)、ワイヤレス通信(Bluetooth4.0/Wireless 802.11 b/g/n )、自動回転切替スイッチが搭載されている。

「Standard」と「Premium」には脱着式スタンドとソフトケースが同梱

このほか、付属品として、全機種共通の物としては「プロペン」や「ペンケース」(ペンリング3本、替え芯9本付き)、「クリーニングクロス」などを同梱。「Standard」と「Premium」には4段階のポジション(スタンドなしの平置きを含む)で利用できる「脱着式スタンド」と持ち運びに便利な「ソフトケース」が同梱される。なお、同機種は米国で開催される国際家電見本市「CES 2015」にてお披露目されることとなっており、価格など詳細は追って明かされるということだ。