磯谷友紀「さようならむつきちゃん」

磯谷友紀「さようならむつきちゃん」とユキムラ「傷心」が、本日12月29日に新書館のひらり、コミックスからそれぞれ発売された。ガールズラブの短編集を刊行するのは2人とも今回が初めて。

磯谷の「さようならむつきちゃん」の表題作は、主人公・かこちゃんと一緒に暮らしてきたむっちゃんの結婚式前日を描く物語。そのほか百合アンソロジー「ひらり、」に掲載された「少女の魔笛」「桜の実の熟する日」「私のオディール」、磯谷が同人誌で発表した「きみにならびて」「喪服」「神の子魔女の子」「魔女ヨハンセン」の、計8編が収録されている。

一方ユキムラの「傷心」には、遊びの関係が2年続いた2人を描く表題作をはじめ、「きつね姫」「おにあいのわたし」「Armet」「あさってにはハワイ。」「あさってまでハワイ。」「ねがい」など、ひらり、掲載の短編を収載。「傷心」のその後を描いた描き下ろし番外編「告白」も収められている。どちらもCOMIC ZINでは購入特典として、描き下ろしのイラストカードをプレゼント。

なおひらり、コミックスからは、2月28日に森島明子「聖純少女パラダイム」、雁須磨子「私の嫌いなおともだち」、犬丸「演劇部の魔女と騎士」が発売される予定だ。