関東マツダは1月3日、リニューアルした「関東マツダ 目黒碑文谷店」の営業を開始する。このほどリニューアル・オープン記念式典が行われた。

「関東マツダ 目黒碑文谷店」に展示されたマツダ新型「デミオ」

同店舗のリニューアルにあたり、マツダのデザイン本部監修の下、広島県出身の建築家・谷尻誠氏(「SUPPOSE DESIGN OFFICE」代表)が設計を担当。マツダが全国で展開を進める「新世代店舗」のコンセプトを踏襲しつつ、よりブランド訴求に重点を置いてデザインされたという。

外観は黒を基調に品格や高級感のあるデザインとなり、エントランスはウッドを用いてあたたかみのある空間に。関東マツダ初の試みとして、1階「ブランドガレージ」にて、マツダブランドをより深く体感してもらうための常設展示も行う。2階のショールームでは、モノトーンの空間に車両を展示し、マツダ車の魅力を前面に引き出す。商談・待合スペースに専用のインテリア家具を置き、ドリンクカウンターも設けた。

リニューアル・オープン記念式典に谷尻誠氏(写真左から2人目)らが出席

1階「ブランドガレージ」は谷尻氏の提案から生まれた空間だという

記念式典には設計を担当した谷尻氏のほか、関東マツダ代表取締役社長の西山雷大氏、マツダ取締役専務執行役員の稲本信秀氏らが出席。ショールームには新型「デミオ」(クリーンディーゼルエンジン搭載車)をはじめ、「アテンザ」「アクセラ」「CX-5」が展示された。

店舗見学ツアーも行われ、谷尻氏がショールームなどのデザインについて説明を行った。1階「ブランドガレージ」に関して、「クルマを買って納車するとき、オーナーは気持ちが高まっているはず。そんなときに、いつもの受付で鍵を渡されるだけというのは少し寂しい。だから納車のために1部屋作ってみてはどうかと提案しました。ここで納車までのひとときをゆっくりくつろいでいただけたら」と谷尻氏。同店舗では今後、マツダ関係者やデザイナーらを招いての「ブランドトークショー」も実施する予定で、クルマを購入する目的以外でも足を運んでほしいとのことだった。

「関東マツダ 目黒碑文谷店」は目黒区碑文谷の目黒通り沿い(柿ノ木坂陸橋交差点近く)に位置し、1月3日以降の営業時間は10~19時(サービス受付は17時まで。定休日は毎週火曜日)。1月中旬に同店舗のスペシャルサイトも公開され、「ブランドトークショー」の詳細も告知予定とのこと。