"ミスター"こと長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督に長期密着したドキュメンタリー番組『独占! 長嶋茂雄の真実』が、背番号"3"にちなんだ2015年1月3日(21:00~23:30)にTBS系列で放送される。

テレビ初共演を果たした長嶋茂雄(左)と三奈(右)親子

立教大学で大学野球のスター選手として活躍した後、1958年、巨人軍入団後は背番号"3"を背負い、"ミスター プロ野球""ミスター ジャイアンツ"と呼ばれる国民的ヒーローとなった長嶋茂雄氏。2004年に脳梗塞で倒れ、「寝たきりも覚悟してください」とまで言われた長嶋氏だが、昨年5月5日にはバットを振れるまでに回復した姿を日本中に披露した。そして、プロ野球創設80周年、巨人軍創設80周年、現役引退から40周年目、脳梗塞から10年目の節目となる年に、『バース・デイ』『プロ野球戦力外通告』番組スタッフが長嶋氏の壮絶なリハビリに密着。今も闘い続ける姿を映し出す。

番組収録には、テレビ初共演となる娘・三奈と親子2ショットで出演。「照れくさい」と緊張していた長嶋氏だが、愛弟子・松井秀喜氏に対してスクープ注目発言が飛び出すなど、収録を終始楽しんだ。一方で、自身の野球人生をしみじみと振り返り、引退を発表した日に家族と過ごした自宅でのエピソードや、三奈との知られざる父子関係も告白。三奈は「父の明るさ強さ、どんな時にも人には優しく自分には厳しい、父がどんな思いでこれまでの人生を過ごしてきたのか、娘として再発見できた貴重な時間でした」と振り返る。

また、長嶋氏が松井氏を球界の4番打者に育てるため、毎日指導を行った東京ドームの素振り部屋を公開。監督が勇退セレモニーを行った2001年9月30日横浜戦の試合以来13年ぶりに、素振り部屋での指導が再現された。長嶋氏は「ノーノーノー。今のはダメ」「オッケー、グー!」と一振り一振り熱血指導し、「松井というバッターが素晴らしい選手だとあらためて感じるよ」と絶賛。松井氏も真剣な表情で55スイングし、「現役時代、毎日のように自分のために時間を割いて指導してくれた感謝の気持ちを思い返していました」と語った。

さらに、現役引退の年に巨人監督に就任した長嶋氏が、2年連続でリーグ優勝を逃した年のオフに敢行した伝説の"地獄の伊東キャンプ"で、巨人の中心選手として育てた教え子たちとの食事会も開催。再会した中畑清氏、河埜和正氏、淡口憲治氏、松本匡史氏、角盈男氏、定岡正二氏、篠塚和典氏との思い出話から、長嶋氏の厳しい監督像がよみがえる。

"素振り部屋"での指導を再現した長嶋茂雄(左)と松井秀喜(右)

MCをつとめた阿川佐和子との3ショット写真

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