ルネサス エレクトロニクスは12月24日、10月29日付で発表していた早期退職優遇制度の実施結果を発表した。

今回対象としていたのは同社ならびに国内関連子会社の35歳以上の社員などとしているが、拠点の再編に伴う居住地の変更が必要になる社員については年齢問わず応募が可能としていた。

募集期間は2014年12月10日から12月19日までで、退職日は2015年1月31日付となっている。退職に伴う優遇措置としては、通常の退職金に特別加算金を加算して支給するほか、希望者に対し、再就職支援サービスの提供を行うというもので、1800名程度の募集に対し、1725名の応募があったという。

なお同制度の実施に伴って約79億円の特別損失が発生し、平成27年3月期第3四半期の決算にそれが計上される予定で、すでに連結業績予想に織り込み済みだと同社では説明しているほか、同制度の実施により年間148億円の人件費の削減が見込まれるとしている。