トヨタ、マイクロバス「コースター」を一部改良してエコカー減税に適合

トヨタ自動車は24日、マイクロバス / ビッグバンの「コースター」を一部改良して、2015年1月13日に発売すると発表した。

今回の一部改良では、N04Cエンジン(4.0Lディーゼル)を改良して燃費を向上。オートマチックトランスミッション(N04C-VJエンジン搭載)車は「平成27年度燃費基準」、マニュアルトランスミッション(N04C-VJエンジン搭載)車は「平成27年度燃費基準+5%」を達成して「エコカー減税」の対象としている。

また、「幼児専用車」を除く全グレードのシートにリクライニング機構を採用するとともに、シートベルトを全シート(運転席・助手席・リヤシートはELR付3点式、補助シートはELR付2点式)に標準装備。後部にはラゲージスペースが確保され、、バックドアに観音扉を採用した25人乗り仕様を「GX」「LX」に新設定している。

「幼児専用車」では、「幼児専用車の車両安全性向上のためのガイドライン」に対応し、幼児席のシートバックを大型化するとともに、幼児席最前列シート前などのパイプ部分にクッション材のプロテクターを装着。これにより、急ブレーキや衝撃などが生じた際に、幼児の前方座席への接触による衝撃の緩和や前方への飛び出し防止に寄与する。

コースターの価格は、幼児専用車を除くディーゼル車のバスが547万7,563円～848万945円、幼児専用車(ディーゼル)が533万1,273円～603万4,255円、ディーゼル車のビッグバンが580万1,563円～637万9,855円、LPG車のバスが536万8,582円～592万8,218円(いずれも税込)。