The Mozilla Foundation

KDDIは12月23日、「つくる自由! ウェブ新世紀ハジマル|2014年|KDDI株式会社」において、日本の通信事業者として初となるFirefox OS搭載スマートフォン「Fx0」の提供を開始すると発表した。auオンラインショップおよびKDDI直営店では12月25日から、そのほかのauショップやau取扱店舗では2015年1月6日以降、順次販売が開始される見通し。

「Fx0」はデザインにも特徴があり、Firefox OSのオープン性などを表現するためにスケルトンベースの筐体が採用されている。内部構造が透けて見えており、スマートフォンのデザインとしても画期的だ。MozillaはFirefox OSを搭載したスマートフォンを一部の国と地域で提供しているが、今回の発表はこれまでの市場と比較してもきわめて広い市場へ向けてプロダクトを発表したことになる。これにより、2015年はFirefox OSのシェアが増加する可能性がある。

Firefox OSは高いオープン性などを特徴としており、特にモバイルアプリやWebアプリの開発を得意とする開発者にとって魅力的なプラットフォームになり得る。現在、人気がる既存のプラットフォームは特定企業の影響力が強く、その制約を受けるところがあるが、Firefox OSはMozillaの中立性からそうした問題が希薄な傾向があり、より自由な開発を実施できるプラットフォームになる可能性を秘めている。