JR西日本は19日、寝台特急「トワイライトエクスプレス」の最終運転日について発表した。2015年3月12日に大阪駅・札幌駅を発車する列車が最終運転となる。

寝台特急「トワイライトエクスプレス」は大阪発・札幌発ともに来年3月12日に発車する列車が最終運転に

1989年にデビューした「トワイライトエクスプレス」は、旅客列車で日本最長走行距離となる大阪~札幌間1,495.7kmを一昼夜かけて走る不定期の寝台特急列車。深緑の車体となった24系客車を使用し、A寝台2人用個室「スイート」、A寝台1人用個室「ロイヤル」をはじめとする豪華な客室と、本格フランス料理を味わえる食堂車「ダイナープレヤデス」を備えた豪華列車として人気を集めてきた。今年でデビュー25周年を迎えたが、車両の老朽化もあり、来春で運行終了することがすでに発表されている。

この年末年始は運転を行わず、2015年は下り(大阪発)が1月5日から、上り(札幌発)が1月6日から運転。下りは1月26日から2月28日まで、日曜日を除き毎日運転となり、上りも1月27日から2月28日まで、月曜日を除き毎日運転となる。3月1日以降は下り・上りともに毎日運転され、ダイヤ改正(2015年3月14日実施)直前の3月12日が最終運転日とされた。

なお、2015年の運転日のうち、1月13・19・21・23日に大阪駅を発車する下り列車と、1月14・20・22・24日に札幌駅を発車する上り列車については、北海道新幹線開業に向けた設備検査などにともない、通常と異なる時刻で運転されるとのこと。