タムロンは、フルサイズデジタル一眼レフカメラ用の大口径超広角ズームレンズ「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD(Model A012)」のキヤノン用とニコン用を12月25日に発売すると発表した。希望小売価格は140,000円となっている(税別)。なお、ソニー用については順次発売予定とされている。

「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD(Model A012)」

2014年9月に開発発表された超広角ズームレンズ。35mmフルサイズ対応でF2.8対応のデジタル一眼レフカメラ用大口径超広角ズームレンズとして初めて(2014年12月17日時点)、手ブレ補正機構「VC」を搭載する。

フルタイムマニュアルフォーカスにも対応する超音波モーター「USD」やレンズ面の反射を抑える「BBAR(Broad-Band Anti-Reflection)」コーティング、ゴーストやフレアを抑制する「eBANDコーティング」を採用。「BBAR(Broad-Band Anti-Reflection)」コーティングを改良することで、光の透過率を均一にして色の再現性を向上した。

主な仕様は、焦点距離が15-30mm、明るさがF/2.8、画角が35mm判フルサイズ一眼レフカメラ使用時で110度32分~71度35分、APS-Cサイズ一眼レフカメラ使用時で85度51分~49度53分、最小絞りがF22となっている。レンズ構成は13群18枚、絞り羽枚数は9枚(円形絞り)、最短撮影距離は0.28m、最大撮影倍率が1:5。被せキャップとリアキャップが付属し、本体サイズは最大径が98.4mm、長さが145mm(キヤノン用)、143mm(ニコン用)、重量は1,100gだ。