セランは12月16日、クラウド型マーケティングオートメーションツール「xross data」のバージョンアップ版を提供開始した。

「xross data」製品画面イメージ

同ツールは、Webサイト訪問者やアプリ利用者のユーザーをセグメントしてリストを管理し、メール配信などのマーケティングオートメーション化を実現するもの。

今回のアップデートでは、「EC-CUBE向けプラグイン」や「JavaScriptタグの機能拡張」「メール配信システム連携機能」「ユーザー属性レポート」などを追加し、「ファネルのフィルタリング強化」や「タブレット対応」等を実施した。

バージョンアップ版において、ECサイト構築パッケージのオープンソースとなるEC-CUBEを使用するeコマースサイトは、xross dataプラグインをインストールするだけで、トラッキング用タグを自動的に貼り付け、最適化したアクション・カスタムパラメータを動的にログ通知する。これにより、分析とターゲティングリストの生成を簡単に実現する。

また、EC-CUBEを利用しないeコマースサイトであっても、xross dataのタグを拡張することで、簡単に計測ができる「JavaScriptタグの機能拡張」を設置。Googleアナリティクス利用のeコマースサイトに対し、「clientIdの活用プラグイン」と「eコマーストラッキングタグの活用プラグイン」の2つのJavaScriptプラグインを用意する。

「メール配信システム連携機能」では、使用するメール配信システムへのターゲットリストの連携タイミング・連携方法や、連携する商品データ等の各種項目・上限件数など、管理画面にて設定するすることが可能。これにより、メール配信システム側で情報の精査を行う必要がなく、メール配信までのリードタイムを短縮することができる。

なお、同サービスの利用料金は、初期費用が5万円(税別)、月額費用が4万円(税別)~となる。