IDTは12月16日、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、無線、アナリティクス、組み込みアプリケーションの帯域幅を広げつつレイテンシを低減するRapidIO 40~100Gbpsインタフェース製品のポートフォリオを発表した。

今回、最初の製品として、プロセスノードを45nm~16nmに微細化したシリコンソリューションに対応したASIC、CPU、プロセッサ、DSP、GPU、FPGAのパートナーやエンドユーザー向けに40Gbps RapidIO 10xN IPコアを発売する。同コアは、エレメント間のゲートウェイとして機能する基本的なビルディングブロックとして設計され、レイテンシが少なくスケーラブルかつ電力効率に優れたコンピューティングを実現しており、電子機器が生成する大量のデータを、効率的かつ優れた費用対効果で、管理分析するために不可欠であるという。

なお、RapidIO 40Gbps 10xN IPコアは、今後のRapidIO 40~100Gbpsスイッチ、ブリッジ、プロセッサ、メモリコントローラ製品に使用される予定。その中には、同社とeSiliconによるポート当たり40Gbpsで動作する、レイテンシが100nsのRapidIOスイッチの共同開発も含まれる。また、同ソリューションは、10~20Gbpsのデータレートで動作する数百万個の市販RapidIO製品との下位互換性を備える予定となっている。

IDTのRapidIO 40~100Gbpsインタフェース製品イメージ