ヒップホップグループ・RIP SLYMEが、『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイがプロデュースする映画『ミュータント・タートルズ』(2015年2月7日公開)の日本語版テーマソングを担当することがこのほど、明らかになった。

日本語版テーマソングを手掛けるRIP SLYME(上)、4人組のタートルズ(左下)、師匠スプリンター(右下)

本作は、カメの忍者であるレオナルド、ラファエロ、ドナテロ、ミケランジェロの4人組、ミュータント・タートルズの活躍を描いた物語。忍術の師匠ネズミのスプリンターが重要な役割を果たし、4人のタートルズと家族の絆で結ばれている。このたび、本作のラップ曲"Shell Shocked(シェル・ショックド)"のオリジナルトラックに、RIP SLYME が書き下ろしの歌詞をのせて日本語版テーマソング「ナイショデオネガイシマス」を手掛けることが決定した。

RIP SLYMEは、2012年に『僕達急行 A 列車で行こう』の主題歌で映画への楽曲提供をしているが、ハリウッド映画で書き下ろしのテーマソングを担当するのは今回が初めて。起用理由について映画会社は、日本を代表するヒップホップ・アーティストであること、また、"4人のカメ+1人のネズミの師匠"というタートルズの家族構成が、"4MC+1DJ"というRIP SLYMEの構成と同じであること、そして、RIP SLYMEのメンバーがミュータント・タートルズのように固い絆で結ばれていることに共感し依頼したと明かしている。

RIP SLYMEは今回の大抜擢に「至極光栄だった!」と感激。「どう日本っぽさを出すかを考えました」(ILMARI)、「タートルズは秘密の存在なので、(サビの部分の歌詞を)ナッ、ナッ、ナイショデオネガイシマスに変えました」(RYO-Z)、「RIP SLYMEは20年前からやってきて友情があり、タートルズも小さい頃から一緒に育って親密な関係性があって共通点がある」(SU)、「(ヒロインの)エイプリルの距離感で、タートルズを応援する立場で書きました」(PES)と曲に込めた思いを語り、「小さい時からカメが好き! 30歳の誕生日にメンバーの皆からつがいのカメをプレゼントされた」(FUMIYA)とのエピソードも披露した。

さらに、「雪山のシーンがスピード感満載!」「エレベーターでタートルズがビートボックスするシーンがいい! 僕らもいつもエレベーターでやってます!(笑)」と映画も絶賛。そんな彼らは、映画に登場する4人のカメと、ネズミの師匠にメンバーをあてはめるならばと問われると、赤の特攻隊長ラファエロはRYO-Z、 紫の頭脳派メカオタク・ドナテロはPES、青のリーダー・レオナルドはILMARI、オレンジのお調子者なムードメーカー・ミケランジェロはSU、そしてタートルズの師匠ネズミのスプリンターは FUMIYA、と答えた。

RIP SLYMEが手がける日本語版テーマソング「ナイショデオネガイシマス」は、映画の公開に向けて、1月中旬頃よりテレビやWEBメディアを中心にさまざまな宣伝展開の中で流れる。なお、CDリリースおよび配信日程は未定となっている。

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