JR東日本は12月16日、乗客の転落、列車との接触などの防止対策の一環として、昇降式のホーム柵を八高線拝島駅に試行導入すると発表した。

同社は乗客の転落、列車との接触などの防止対策の一環として、山手線などへホームドアの導入を進めてきた。例えば、山手線では、恵比寿駅と目黒駅において、2010年度からホームドアの利用が開始されており、以降、大崎駅や池袋駅などでも、ホームドアが設置されている。

山手線のホームドア設置計画

今回、昇降式ホーム柵が導入されるのは八高線拝島駅上りホームで、編成両数分(4両編成)整備される。導入時期は2015年3月の予定。

昇降式ホーム柵は、「列車の発着に応じて3本のバーが昇降」「山手線のホームドアと比べて軽量であることからコストダウンが見込まれる」「開口部を大きく取るため、扉位置が異なる車種などにも対応が可能」といった特徴を備えている。

拝島駅(5番線ホーム)

試験導入されるホーム柵の同型試験機(写真提供:高見沢サイバネティックス)