楽天は15日、同社が運営する決済サービス「楽天スマートペイ」において、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(以下Visa)と連携し、新しい「楽天スマートペイIC・磁気対応カードリーダー」を発売した。同端末によりICカードとPIN入力による本人確認でスマートフォン決済が可能。端末価格は税込み7,980円。

「楽天スマートペイIC・磁気対応カードリーダー」

「楽天スマートペイIC・磁気対応カードリーダー」

「楽天スマートペイ」は、2012年12月から中小企業や個人事業主向けに提供されている、決済ソリューション。これまでは磁気ストライプ読み取り機能に対応したカードリーダー端末のみだったが、15日よりICカードとPIN入力による本人確認でスマートフォン決済が可能となる「楽天スマートペイIC・磁気対応カードリーダー」を発売する。

「楽天スマートペイIC・磁気対応カードリーダー」は、Visaが2015年10月より日本国内の取引に適用させる、IC化対応を行っていない会社に対して、ライアビリティを課すルールに則ったもの。暗証番号を入力するPINパッドを搭載しており、ICチップの付いたクレジットカード、デビットカード、プリペイドカードで決済する際に、認証がサインではなく、4桁の暗証番号を打ち込むことで完了する。スマートフォンとはBluetoothによって接続する。

セキュリティ面では、国際標準のセキュリティ認定を受けていることに加え「楽天スマートペイ」に関わる決済システムも、決済カード情報保護の国際基準である「PCI DSS」の準拠認定を取得している。

なお、「楽天スマートペイIC・磁気対応カードリーダー」の発売により、現行の磁気専用カードリーダーは、2015年9月をもってサービス停止となる。

また、15日以降に新規申込した加盟店のうち、審査通過月を含む4カ月以内に、合計3万円以上、「楽天スマートペイ」での決済があった店舗に対し、端末代である7,980円をキャッシュバックするキャンペーンも展開する。

キャッシュバックキャンペーンを展開

「楽天スマートペイIC・磁気対応カードリーダー」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、高さ約97mm×幅約68mm×厚さ約18mm/約118g。バッテリー容量は600mAh。耐久温度は0から45度。セキュリテイ方式は暗号化方式DUKPT。

(記事提供: AndroWire編集部)