NPO法人e-Lunch、カスペルスキー、サンロフトは、1歳から6歳の幼児の保護者1,158人を対象に行った「幼児のスマートフォン・タブレット利用調査」の結果を公開した。同調査結果によると、1歳児の約2割、2歳児の約半数がスマートフォンを週2日以上利用しているという。

子どものスマートフォン・タブレット端末の利用頻度について、1歳児では18.2%、2歳児では1歳児の倍以上となる47.4%が週に2日以上利用しているという結果だった。また、親の利用時間によって差が出る結果となり、親の1日のスマートフォン利用時間がゼロの場合は、69.2%の子どもが利用時間ゼロ、親が15分利用している場合は、53.1%の子どもが利用時間ゼロだった。親の1日のスマートフォン利用時間が30分の場合、利用時間ゼロの子どもは、31.2%に減少し、32.5%が親と同じ30分、またはそれ以上の時間スマートフォンを利用していることもわかった。

子どもの年齢別利用頻度

親の利用時間と子どもの利用時間の関係

幼児のスマートフォンやタブレット端末の利用目的としては、どの年齢でも写真や動画を撮ったり閲覧したりという使い方が多数を占めた。1日2時間以上利用している子どもに絞ると、動画を観たりゲームで遊んだりするという回答が増えている。

利用目的(全体)

利用目的(1日2時間以上利用)

また、スマートフォンやタブレット端末を利用する際のルールについては、62%の家庭でルールを定めていることがわかった。さらに、約50%の保護者が子どもたちに手渡す端末にウイルス対策やフィルタリングなどをしていなかった。保護者が気づかぬうちに子どもが課金サービスやクレジット決済を利用する事例も増えていることから、e-Lunch、カスペルスキー、サンロフトは、早急に安全対策を取る必要があるとしている。

家庭での利用ルールの有無

セキュリティ対策状況

(記事提供: AndroWire編集部)