イーオンは11日、「日本の世相を表す英単語 2014」を発表した。同ランキングは、11月17日~23日の期間、同社に在籍中の外国人教師511名を対象に実施したもの。

困難からの回復が印象的な年に

第1位は2年連続で「Perseverance」、意味は「賞賛すべき忍耐力/粘り強さ」。

理由は、「色んな苦難や難しい局面があった中で、辛抱強さや粘り強さを発揮した年だったと思うから」「たくさんの困難があり不況の日本だが、皆、辛抱強く耐えているから」「自然災害や政治の不安定、経済不況が起こる中、日本の繁栄のために努力し続けているから」「日本は今年、スポーツの分野でのたくさんの成功、経済再生のための努力、他国との関係改善の努力を行ったから」などであった。

「日本の世相を表す英単語 2014」を発表

2位には、1位と同様の理由から「Resilience」(回復力/立ち直る力)があげられた。

3位は「Change」(変化)がランクイン。似たような理由で7位に「Transition」(移行)がランクインしている。

選出理由は「経済や政策などの方針が変わろう(変えよう)としているため」「消費税が上がり、自衛隊の範囲を広げる方向に変わるなど、今まさに日本が変わり始めていると感じているから」「変化は人生につきもので、日本はより良い未来のために常に変化を見据えているから」「2014 年に日本は、自然現象でも経済でも大きな変化があったから」など。

イーオンは「昨年は主に『東日本大震災からの復興』を意味していた単語でしたが、今年は御嶽山の噴火や広島の土砂崩れなどの多くの自然災害、エボラ出血熱やデング熱などの疫病の流行など多くの困難に見舞われる中、『皆が辛抱強く耐えている』日本人の様子が外国人教師の目から見ると印象的に映ったようでした」とコメントしている。